まず初めに、日本が持っている総資産は1800兆円と言われています。これは日本人全員が持っているお金を足した金額です。
しかし、普通に働いて社会人している人からすると、それほどの金額がどこにあるのかも分からないと思います。

そんだけあるのに俺の周りには全然回ってこないじゃんかー
では、この1800兆というお金は一体どこにあるのでしょうか。
1800兆円の在りか
半分以上は実は…
実は、この1800兆という数字のうち6割以上は60歳以上が持っています。つまり60歳以上の方の持ち金だけで1080兆円を超える計算です。
ではどの様にして持っているのか。大きく分けると
- タンス預金
- 銀行
- ゆうちょ
この3箇所で持っています。現在、タンス預金だけでも100兆という金が隠されているとも言われています。
1800兆という数字はどの様に動いているのか
お金の使われ方は、大きく3つに分類することが出来ます。
一つ目は、タンス預金や銀行に入れて置いておいているお金『預金』
二つ目は今回の記事のメインである、株や不動産などの『投資』
三つ目は後で発表します。
さて、この三つの割合はどれくらいでしょうか。

沢山の投資家達が莫大な金額を使ってるから投資が50%くらいかな
いいえ、日本人は保守的なのでそんな事はありません。正解は…
『預金』が53%
『投資』はたった17%です。
半分以上が預金に回されている、つまり日本のお金というのは半分以上が放置されている状況なのです。
ちなみに、高い国力を持つ先進国のアメリカでは、日本とはこの『預金』と『投資』の割合が逆です。そりゃあ、日本の経済が貧しくなっていくのも当然ですよね。
どうして日本人は運用をせず置いておくだけなのか
まず前提として、国としてはどこにお金が集まると嬉しいでしょう。
そりゃあ政府ですよね。もっと具体的には、銀行や郵便局に国民がお金を集めてくれれば上の人達は嬉しいわけです。
そして日本の教育や風潮というのはこうなる様に誘導しているのです。稼いだ金は銀行で大切に持っておけとか、給料の2割は貯金しろとか、銀行に置いておくだけで金利で豊かになれるとも言われていました。しかし最近

これからは老後の為に個人で運用して蓄え作っておかないとやばいよ
とか言ってるんです。つまり言い換えると

もう国のシステムでは国民の生活を保証出来ないや
と言っているのです。
残りの30%はどう使われているのか
先ほど、53%は預金、17%は投資に使われていると言いましたが残りの30%、つまり540兆円はどこに使われているのでしょうか。
正解は『保険、年金』です。
もっと言うと、日本生命や第一生命などの保険業界で、これは国の金融機関です。
なのでここにお金が集まっているのも国の策略で、国がその保険会社に集まったお金を運用しているのです。
『保険』から見れる特徴
日本人の加入率と出費額
日本人の生命保険加入率は90%です。そして、日本人は毎月どれくらいの額を安心代として保険にかけているのでしょう。
なんと、日本人は平均で4.4万円/月を保険料に費やしているのです。
今や、社会人の平均年収は400万を下回っていると言われているのですから大きな額です。
では、保険にこれだけの支出を費やしているのですから、さぞかし国民はこの保険に対して助けられ、満足しているのでしょう。

保険に対する満足度
「今の保険に満足していますか」というアンケートがあります。
日本人はこれだけの保険料を毎月納めているのです。もちろん満足しているに決まっていましょう。
しかし、なんとこのアンケートで「満足している」と答えた人はなんと30%しかいないのです。
その理由としては
- 保険金額は本当に自分に合ってるの?
- 結局保険料はトータルいくら払うの?
- そもそもどんな時にお金が出るの?
など、月々安くはない金額を払っておきながら

周りが入ってるからとりあえず入っておくか…
と、よく知らないで払っている人がかなりの割合で存在するのです。
これらから分かる日本人の特徴
身近な金融商品(後述)である保険に対して、何となくで月4.4万も払っている人がかなりの割合でいる事が分かりました。
確かに、入った方が良い保険である事は事実ですが、その金額が自分に見合ったプランなのか、そして実際にどんな恩恵を受けるのかすらを知らない人がたくさんいるのです。
これらは、日本人のマネーリテラシー(金融の知識)の低さを表しています。
しかしこれらは仕方のない事で、なぜならそう教育されてきたからです。思い返してみても、自分や周りは皆安定思考の人が多いのではないのでしょうか。
こういった特性から、他の先進国と比べても預金の割合が多く、せっかくのお金が投資(運用)されていないので循環しないという事態なってしまうのです。
そもそも投資(運用)とは?
非常にシンプルな考え方
そもそも、なぜ投資をするかというと自分の貯蓄を増やす為ですよね。
ではなぜ、投資をする事が「貯蓄を増やす」に繋がるのでしょうか。その考え方は非常にシンプルです。
お金が増えていくものにお金を使えばいいんです。
言い換えれば、資産になるものにお金を使えばいいわけです。
資金を資産に変えること
投資というのは、自分の持っている資金を使って「資産」を買う行動です。ここについてはこの記事で詳しく解説しています。
具体的にどんな投資先(金融商品)があるのか
金融商品とは
銀行、証券会社、保険会社など金融機関が提供・仲介する各種の預金、投資信託、株式、社債、公債、保険などのこと。
https://www.shiruporuto.jp/public/data/vocabulary/yogo/k/kinyu_shohin.html
各種の金融商品は、安全性、流動性、収益性の3つの基準によって評価することができる。
安全性は、金融商品に充てた資金が目減りしたり、期待していた利益が得られなくなる危険がないか、という点に着目した基準である。
流動性は、必要なときにどれくらい自由に現金に換えることができるか、という点に着目した基準である。
収益性とは、その金融商品で資金運用することによりどれくらいの利益が期待されるか、という点に着目した基準である。
一般に、安全性、流動性、収益性の3つの基準すべてに優れる金融商品は存在しないので、自分の目的に応じてどの基準を優先させるか決めることになる。
おすすめの投資先
この投資先に考えられるものというのは非常に多くの種類があります。
その中でも、実際の富豪が成功するに至ったものとしても王道で、かつ失敗しづらいのは「株」と「不動産」です。
次の記事では投資先としてどんなものがあるのか、そしてなぜ株と不動産が一番堅いのかを解説し、それぞれの仕組みの概要を見ていきましょう。
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