今回は、ヨルシカのサポートメンバーでもある、キタニタツヤの2ndアルバム「Seven Girls’ H(e)avens」がリリースされたという事で、ここまでの曲の中でおすすめ曲を10曲絞って紹介します!
1stアルバム | I DO (NOT) LOVE YOU. |
2ndアルバム | Seven Girls’ H(e)avens |
3rdアルバム | DEMAGOG |
今回のアルバムに際してキタニタツヤは
自分の音楽が「逃げ場」になればいいなと思いますね
と言っていました。
今回のアルバムSeven Girls’ H(e)avens」のテーマは「逃げ場所」や「居場所」であり、アルコールに逃げる「Stoned Child」や身体を差し出すことで孤独を満たす女性を描いた「Sad Girl」、銃を放ち安寧を得る「トリガーハッピー」など…
どこかに逃げることでなんとか生きている人たちを歌っています。
其の一 : Stoned Child
2ndアルバムのタイトルにもなっている曲。
その軽快なリズムは一度聞いたら何回でも聞き返したくなってしまいます。
そしてAメロBメロと、サビの高低差がとても強いのでしっかりとした盛り上がりがあるのも特徴です。
其の二 : 悪魔の踊り方
TikTokでもたまに耳にするこの曲。
そしてiTunesなどのサービスでも1位を取り続けるのはこの曲です。
不気味な前奏と、キタニタツヤの声色と相性が最高なメロディーはクセになります。
音域もほどほどでサビも叫ぶように歌えるので、歌っていて一番気持ちいい曲です。
其の三 : Sad Girl
異様な世界観のPVが特徴的なこの曲。
体を差し出しても薬を飲んでも何をしても全く満たされない悲しい女の子を歌った歌詞になっています。
Aメロ中の溜息のような発声や、サビ直前での話すように歌う箇所もこの曲の特徴になっています。
其の四 : トリガーハッピー
歌詞と曲調のギャップが癖になるこの曲。
曲名の通り銃を引いてハイになっている人を歌っています。
最後まで報われない歌詞と、妙に明るい曲調が高い中毒性を持っています。
其の五 : 夢遊病者は此岸にて
薬物にハマってしまった人を歌っているこの曲。
悪魔の踊り方同様の、不気味だけどどこか惹かれてしまうPVが特徴的。
歌詞の中には様々な難しい薬物系の隠語がちりばめられています。
其の六 : 君が夜の海に還るまで
バラード調のこの曲。
この曲調はキタニタツヤの曲の中ではかなり珍しく、他になかなかありません。
悪魔の踊り方のような曲調の声が似合う印象でしたが、このような曲でも綺麗に歌い上げています。
其の七 : 芥の部屋は錆色に沈む
軽快なドラムが特徴的なこの曲。
そして曲名は「あくたのへやはさびいろにしずむ」と読みます。
テンポが早めの曲でかつ、バックのドラムなどの音が気持ちいいので思わず口ずさみたくなるメロディーになっています。
其の八 : 初夏、殺意は街を浸す病のように
曲名が1番長いこの曲。
サビ前からサビにかけての盛り上がりが特徴的です。
また、サビのメロディーの中毒性で言ったらかなり上位に入る曲なので、そこもポイントになっています。
其の九 : きっとこの命に意味は無かった
皮肉が効いた歌詞のこの曲。
其の一の「Stoned Child」同様、AメロBメロと、サビの高低差がとても強いので盛り上がりがはっきりとしています。
これぞキタニタツヤの曲という感じがして、サビのメロディーがとても耳に残りやすいです。
其の十 : クラブ・アンリアリティ
曲名から連想できそうなメロディーの曲。
2ndアルバムの収録曲で、落ち着いた雰囲気の、高級感あるクラブで流れているような曲になっています。
ベースやドラムなどを使った曲が多い中で、一つ抜けた雰囲気を持っています。
キタニタツヤの曲は決して万人受けする訳ではない、どちらかと言うとダークサイド側の音楽。
大多数に受ける訳では無く一部の人達に猛烈に突き刺さるような、そんな曲が多い。
そしてそれは、社会という枠組みに居心地の悪さを感じているような、そんな人間に突き刺さりやすいのではないでしょうか。
コメント