大学生と言えば学業以外にもサークルや旅行、仲間と飲みに行ったりと楽しいイベントが多いですが、何をするにもお金がかかってきます。
そのためにバイトをしている時間というのは決して短くはなく学生生活の一部となるので、何のバイトをするかによって学生時代の満足度は変わってきてしまいます。
今回はそんな数あるアルバイトの中でも、高校生や大学生の間で比較的経験したことのある人が多い「ファミレス店員」について話していこうともいます!
大学生のバイト選び「ファミレス」
これは高校生からバリバリ働けますし、数あるアルバイトの中ではかなりメジャーな方なのでやったことのある人も結構多いんじゃないでしょうか。
そんなファミレスですがやはり、やったことがない人からすると
客として見てるから何となく分かるけど、実際どんな事やってるの?
忙しいって聞くけどそれはほんと?
など、分からないことが多いと思います。
そこで今回は、ファミレスバイトでの実際の仕事内容や忙しさ、シフトの柔軟性や職場の雰囲気などを書いていきます。
仕事内容と忙しさ
まず忙しさに関してですが、結論から言うと基本ずっと忙しいです。
数あるバイトの中でもかなり忙しい部類に入ると思います。
しかし、忙しいからと言ってハズレのバイトだということではありません。実際にファミレスも学生におすすめ出来るバイトの一つですので、その理由が最後まで読んでいただけると分かると思います。
さて次に仕事内容ですが、大きく分けると「フロア」と「キッチン」があります。これは居酒屋などの飲食店でも同じようにあると思います。それぞれについて解説していきます。
フロア
フロアとは、主に客と接する立ち位置です。具体的な仕事内容は
- 客の人数を聞いて空いてる席に案内する
- 注文を取りに行く
- 出来た料理を運ぶ
- 退席後の片付け
- レジ打ち
これらは、客として行った時に見れるところなので、大体どんな事をしているかというのか働いた事が無くてもなんとなく分かるかと思います。
キッチン
キッチンは名前の通り、厨房で注文が送られてきた料理を作ります。細かいところではありますが、仕事内容を分割してみると
- 注文が送られてきた料理を作る
- 皿洗い
- 作ったものをフロアの人にに渡す仲介
- 前日からの材料の仕込み
こちらはフロアとは違って客と接する事がないので、実際に働いた事がない人からするとあまり中の雰囲気は分からないと思います。
もう少し具体的に見ていきます。
とは言え、注文が送られてきた料理を作るのと皿洗いは分かると思います。
作ったものをフロアの人に渡す仲介というのは、作るのはキッチン担当、運ぶのはフロアの担当と言う風に分担されているので、どこまで作ってどれをどこに運んだかの共有が出来ていないといけません。そのためのやり方は店に寄ると思いますが、運び先のテーブルと料理をセットでフロアの取れる位置に置いておき、運ぶ時にフロアがチェックを入れる。というのが一番わかりやすい例かなと思います。
前日からの材料の仕込みというのは、前日のうちにある程度のところまでメニューを作っておくことで、翌日スムーズに料理を出せるようにします。具体的には、サラダをドレッシングかけるところまでやって冷凍するとか、ドリアをあとオーブンで焼くだけの状態にして冷凍するとかです。
時間帯別に見る忙しさ
忙しさの推移ですけど、基本的には客の数と忙しさが比例します。
1日の中で一番忙しいのは昼時の11時後半から14時あたりで、次に忙しいのが夜の19時から22時頃です。
客の数はそこまで変わらないのですが、店員の数が昼の方が少ないので、一人当たりの忙しさは昼が一番です。
その上最初にも言ったように、基本的にはずっと忙しいので昼と夜の間の15時から18時あたりもあまり暇ということはないです。
曜日別に見ると、週初めの月曜日は他の日と比べると比較的楽で、週末は多い傾向が強いです。
そして、ファミレスは不定期に急激に混む日があります。
例えば、夜の時間帯に大学のサークルなどが団体20名とかで来るなんて事がざらにあります。そういった、大人数が一気に押し寄せると急激に忙しくなります。
また、近くでイベントなどがあると、ついでに軽く食べたい人などが並び始めるのでかなり混みます。
店員の年齢層と職場の雰囲気
これはバイトを選ぶ上でかなり重要視するところだと思います。
まずファミレスバイトは、学生が多いです。大学生も多いですが、特に高校生が比較的多いバイトでもあり、全体の1/3近くが高校生のところも多いです。他には、パートの年配の方やフリーターなどです。
職場の雰囲気ですが、これは店舗によってもちろん違いはありますが、大体は賑やかなところが多いです。仕事内容自体もチームプレーが多く、店員同士でコミュニケーションを取る事も多いです。
その上年齢層も若くてかなり元気な人が多いので、店員同士で親しみやすいです!
パートの方やフリーターの方も元気な人が多いので、初めてのバイトで不安な人や職場の雰囲気を重視する人にはかなりおすすめ出来ます!
休憩とまかない
飲食店と言えば、休憩時のまかないも気になるところではあると思います。
これはどのようになっているか、ここではサイゼリアを例に出します。
まず、休憩中の社員も客と同じように食べたい料理を注文し、それを休憩室に持って行ったりして食べます。人によっては私服に着替えて客と同じテーブルで食べてる人もいます。
そしてお会計はその時ではなく、シフトが終わり帰る時に社員コードを打ち込んで会計すれば、社員割として3割引きになります。
社員でも無料にはならないんだ
また、余ってしまった料理や食材はもちろん廃棄をいう形になりますが、廃棄になるからと言ってそれを食べる事は出来ません。これがOKになってしまうと、わざと多めに作って自分たちで食べる。なんて事も出来てしまいますからね。とは言えつまみ食いしても絶対バレないけど…
シフトの柔軟性
ここに関しても、やはり店が違えば店長や仕組みが違うので一概には言えないのですが、ホールやキッチンなど役割が分かれているので、そこまでシフトの柔軟性はないです。
もちろん直前になって休養が出来たとか体調が悪くなったとかでどうしても休むのは仕方ないですが、基本はシフトをキャンセルするときは同じ立ち位置が出来る代わりを見つけてから店長に言うと言う流れです。
そのシフトの決め方ですが、全員が希望シフトを出したのちに店長がその中で調整して確定するという感じです。
提出期間は学期毎だったり月ごとだったりで店舗によって違うので、それはそこで働いている人や面接の時にきちんと聞いておきましょう!
研修について
最初は研修でいろいろ教えてもらうところから始めますが、その形式はほぼ実践形式で、期間も明確には決まってないところが多いです。
最初はいろいろ説明を受けて最低限の知識は店長が教えてくれます。その後、人が付いた状態で実務を体験します。これである程度出来るようになれば研修は終了です。
具体的な内容としては、研修はフロアが多めです。キッチンより単純で簡単なので。それにファミレスのレジはレシートを読み取れば自動で金額を出してくれたりと簡単なので、研修が終わってもまずはフロアからになります。
懸念点
ファミレスバイトで大変なこと言えば、やはりクレーマーの対応でしょう。
そしてこのクレームの原因がキッチンの不手際だったとしでも、実際にクレームを受けるのはフロアで客の対応をしている人です。こればかりはいくら気をつけても無くならないので仕方ないです。実際のクレームの例としてはこんなものがあります。
- 料理が冷めている
- 食器が汚い
- 別の料理の食材や袋が入っていた
- 料理を持ってくるのが遅い
などです。
しかし、クレームを言われるのはフロアのバイトですが、実際に対応するのは店長なので、とりあえず最初に謝っておけばどうにかなる事がほとんどです。
前半で言ったように、ファミレスバイトはチームプレーなので連携して仕事をしていきます。
その分、やはり人間的にいい人や社交性が高い人が多いので、最初バイトを迷っている人や、ある程度忙しくても楽しく働きたいと言う人には向いているかもしれません。
逆に、あまり人と関わりたくない人からすると少し苦痛になってしまうかもしれません。
ただ明るい学生が多くバイト先の人たちと仲良くなりやすいので、学校以外でも新しいコミュニティが出来やすいというところで、給料とは別のファミレスで働く大きなメリットになります。
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